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湯谷温泉

湯谷温泉 (富山県庄川町)

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一度は行ってみたかった湯谷温泉に宿泊しました。(富山県には福光町にも湯谷温泉がありますが、こちらは庄川温泉郷にある方です。)
国道471号線沿いに湯谷温泉の私設バス停小屋があり、その脇にある小道を下ります。

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石垣と鄙びた食堂の間の細い道を少し下ると、本日のお宿である 湯谷温泉の建物が見えてきました。いい感じに鄙びた,結構大きな旅館のようです。
電話で予約を入れた際に、「綺麗な宿ではないし,山中で暗くなるのが早いので、初めて来られる方はちょっとやめた方が…」等と危うく断られそうになりましたが、実際訪問するととても親切に対応して頂きました。他に宿泊客はおらず、貸切宿泊のようです。

100_6903_512100_6905_512母屋から湯治棟や浴室へ向かう廊下は一面ガラスの大窓で、古い木製の床がピカピカに磨き上げられています。
通されたお部屋は1階の広々した角部屋。部屋は廊下と襖1枚隔てただけで、もちろん鍵などはついていません。昔ながらの湯治旅館といった風情があります。
部屋は10.5畳+床の間があり、2面が窓になっていて渓流に突き出しているように建っていました。TV,エアコン、金庫,お茶セット等が備え付けてあります。100_6966_512100_6907_512    

  

  

  

  

  

窓からは真正面に小牧ダムを見る事ができます。このような環境の温泉旅館はあまりないでしょう。間違ってダムが放水したり決壊したら怖いなあ。

Dscf0875_512100_6918_512 浴室へは本館の長い廊下を通り、自炊棟の暗い廊下を通り、渓流へ下りる階段を下って行きます。

階段には屋根が付いていますが、ほぼ外です。 

  

  

100_6955_512Dscf0882_512階段から下を見ると階段の終点にコンクリート製のドーム型防空壕のような建物が見えます。あれが目指す男女別の内湯でしょうか。
階段の途中で何か祀られていましたよ。

  

    

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この階段廊下は台風の被害に遭い壊れて、途中から両壁がブルーシートで覆われています。ちょっと気になってビニールシートをめくってみたら、大きな浴室跡が遺跡のように現れました。これも台風によって壊されてしまったのでしょうか。(下の防空壕のような浴室と比べて)立派でまだ新しい感じなのでもったいなかったですね。

やっと廊下の終点。なんかもうボロボロの廊下です。突き当たりを左に曲がると

Dscf0890_512100_6949_512 左に女性用,右に男性用の浴室があります。脱衣所の入口はアコーディオンカーテンになっており、たまに男性側でカーテンを閉めずに着替えている場合があるのでご注意下され。

脱衣所は"鄙び過ぎ感"があり ドキドキします。 

  

  

100_6925_512コンクリート打ちっぱなしの鄙びた浴槽で、天井の採光窓以外の窓はなく、階段を下りて地下に潜っていくような感じの穴蔵みたいな浴室です。

微かに温泉鉱物臭のような新鮮なお湯の臭いが充満していました。   

  

  

  

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「玄関開けたらすぐご飯」ではなく、「階段下りたらすぐ湯舟」といった感じです。浴槽の縁は水没しており、本来 洗い場と呼ばれし場所に、なみなみとお湯が溢れかけ流しされていて浴槽化しています。これは笑うしかない状況です。

洗い場が水没しており,桶が置いていないので頭や体等を洗うのは大変です。男湯の方にはシャンプーが置いてあったそうなので洗髪禁止という訳ではなさそうですが、日帰りの場合には洗いは諦めて、ゆっくりとお湯と状況を楽しんだ方がいいかも知れません。

石鹸の泡が浴槽に混ざらないようにするには、洗い場を辛うじて区切っている板囲いの外側に流すようにすれば何とかなりそうです。

湯口を中心に渦を巻くように凄い勢いでお湯が浴槽に注がれています。この湯口が何かプラネタリウムの投影機のような金属製のゴツい代物で…

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湯口の角度を変えることができます。女湯側の湯口を上げると、男湯側の湯口が下がるシーソーのような構造をしており、湯口を水面付近まで上げると 凄い量のお湯が放物線を描いてドバドバと注がれて大迫力です。

無色澄明,鉱物臭,卵臭味,出汁味の新鮮湯で、細かな気泡がたくさん浮遊しており,泡付きもなかなか良いです。
39.5℃と温めのお湯ですが、体が冷えていても2~3分間浸かっただけで温まる不思議なお湯で、休み休み20分くらい入っていると長袖が着られなくなる程 温まりました。

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女湯の浴室の壁にある8つ程の穴があり、一番下の穴が排水口として開いていて,その他は木の杭で栓がしてあります。これらはダムが放水した際の水抜き穴とのことですが、一番上の穴を排水口にしたら、深さ2.5m程の日本一深い浴槽ができるでしょう。やってみてくれないかな~♪

天井は採光のための小さな四角い窓が2つと,蛍光灯が1本あるだけなので、夜になるとかなり薄暗い浴室です。大量に注がれるお湯の音と臭いを感じながら瞑想するようにお湯をじっくりと味わう贅沢な時間を過ごしました。宿泊して大正解でした。

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こちらは男湯で、女湯とは左右対称でほぼ同じ造りです。こちらも階段下りたらすぐ浴槽で、洗い場にお湯がなみなみと溢れかえっていました。

100_6914_512Dscf0915_512基本素泊りで、自炊用に炊事場もあります。炊事場には、最低限度の設備(冷蔵庫,流し台,ガスコンロ)しかないので、食材の他に鍋や包丁等に調理器具や食器などを準備してくる必要がありそうです。 

この季節(宿泊したのは10月中旬)はカメムシが多く、これも女将が宿泊の予約を断ろうとした理由の1つだったそうです。

確かに尋常じゃない量のカメムシでした。カメムシ対策として"ハイター液&ピンセット"を持ってきて頂き、部屋に入ってくるカメムシをやっつけましたが、その数52匹。歴代カメムシ処理数ではダントツの第1位でした。(ちなみに2位はニセコ薬師温泉で14匹でした。)

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帰り際には記念品として女将から女性用靴下を頂き、「次回予約の際は "以前泊まったことがあります"と仰って下さい。」と言われました。
ふふ。これで宿泊を断られる心配はなくなったぞ。
施設のボロさ,カメムシの登場など多少難アリですが、素晴らしい温泉に入れる事を考えたら、それらはスパイスみたいなモノです。次回はいつ来よう♪

  

****  個人的評価 *************

 雰囲気:♪♪♪♪
 お湯  :♪♪♪♪♪
 コストパフォーマンス:♪♪♪♪
 総括:鄙び温泉旅館型 超かけ流し系温泉
 ようござんす度:S(階段下りたらすぐ浴槽。ドバドバ新鮮湯)

****  施設データ ************* 

源泉名:湯谷温泉
泉質:Na・Ca-塩化物温泉,39.5℃,成分総計:1551mg/kg
住所:富山県砺波市庄川町湯谷235
電話番号:0763-82-0646
営業時間:9:00~16:00 木曜休
日帰り入浴:\500  1泊素泊まり\4500

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