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西福寺 開山堂

石川雲蝶の彫刻@西福寺 開山堂   

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新潟県魚沼市にある西福寺は、天文3年(1534年)に上杉謙信が創建したと伝えられ、越後地方を中心に活躍した幕末期の彫物師,石川雲蝶の作品が多く残されている古刹です。
その中でも開山堂の内部には雲蝶作の見事な透かし彫りの彫刻や漆喰細工等を観ることができます。中でも堂内の吊り天井に所狭しと施されている「道元禅師猛虎調伏」の大彫刻は圧巻です。
また、本堂前の大廊下に施されている修繕の跡,「埋め木」にも瓢箪型などの見事な細工がしてあり、これも雲蝶作とか。遊び心のある おちゃめな天才肌といった感じの作風に、ついつい魅了されてしまいます。
宝探しのように注意深く見ていていても 見逃してしまう作品があるくらいに半端ない量の彫刻や細工が施されています。

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堂内は撮影禁止ですが、外から見る分には拝観料はかからず、撮影もできます。開山堂の上にはとても立派な屋根が架けられているのは、豪雪対策でしょうか。

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開山堂の屋根は茅葺の入母屋造り。向拝は唐破風で、鳳凰と思われる立派な兎の毛通しも見られます。 

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虹梁は描写の細かい荒波で、その上の蟇股は烏天狗。それにしても千社札が邪魔ですね。

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欄間の繊細なタッチの透かし彫りも見事です。 

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大好きなアニマル系の木鼻。向かって左側は獏でしょうか。下の方には怖い顔をした唐獅子がこちらを睨んでいます。

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この木鼻の何がスゴいっかって、子供を咥えているところでしょう。かなりバックリといっています。こんなの見たことがありません。

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向かって右側の木鼻は おそらく象です。

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こちらも象が子供を咥えています。こちらの方が子供の表情に若干の余裕があります。 

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向かって左側の虹梁は「龍に乗った 巻物を持つ老人」。龍も荒波もまるで さっきまで生きていたような躍動感があります。あまりに見事な海老虹梁で 賛辞の言葉が思い浮かびません。
その上の手挟には「鯉の背にしがみつく小刀を咥えた若武者」が彫られており、何かの物語がモチーフになっているのかも知れません。

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向かって右側の虹梁は「波間で龍に掴まれるお姫さん」。手挟は「雲上で老師が鬼を切りつけようとしている」彫刻でした。繊細ながらも大胆な構図でこちらも見事です。

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開山堂の隣に建つ 立派な鐘楼には、雲蝶と同時期に活躍した小林源太郎作の彫刻が施されています。 

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こちらは睨みをきかせた龍の彫刻ですが、繊細かつ柔らかいタッチで、雲蝶作の龍と比較すると優しい感じがしますね。

雲蝶作の彫刻は越後地方を中心に 複数のお寺に残されているようなので、時間を見つけて拝観して歩きたいです。

 

西福寺
住所:新潟県魚沼市大浦174
電話番号:025-792-3032
拝観時間:(4~11月)9:00~16:00,(12~3月)9:30~15:00 休館日:火曜,年末年始休
拝観料:中学生以上\300

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