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増田地区の内蔵③

増田地区の内蔵③

秋田県横手市の増田町にて、蔵巡りをしました。

【石直商店 (登録有形文化財)】

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お茶や茶道具等をあつかっている昔ながらの商店で、手前の店舗部分は小ぢんまりとしたスペースになっていますが…

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奥へ入るとトオリ沿いに座敷が2間続いています。以前は更に奥に内蔵があったそうですが、「壊しちゃったの。」とのこと。非常に明るい女将さんがいろいろと説明してくれます。
座敷には壊した内蔵の収蔵物が所狭しと並べられていました。 

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「2階には珍しい舟底天井がの部屋があるから、そこの階段を上がって見ていって頂戴。」女将が言った「そこの階段」の方を見てみると、「これっすか?」と思わず訊きたくなる素敵な階段がありました。壁に密着して設置してあるので、一段目に乗ることが非常に難しいです。

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2階は店舗部分の上に作られており、客間として使用されていたそうです。吹抜けの座敷を見下ろすバルコニー状になっています。神棚が2階部分の壁に埋め込まれているのもカッコイイです。

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こちらが舟底天井。緩やかな楕円を描く美しい形をしています。

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階段を下りる時も壁に突き当たる感じになっているので何かヘンな感じです。「舟底天井」押しのようですが、この階段の方が強く印象に残ってしまいました。
 

【日の丸醸造本社 (登録有形文化財)】

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こちらは日の丸醸造の酒蔵兼店舗。現役で使用されています。見学にあたっては要予約とのことですが、予約するタイミングがよくわからなかったので直接行って見学をお願いしたら、ちょっと迷惑そうでしたが店員さんが案内してくれました。

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店舗,事務所を通り抜けしばらく進むと、実際に使用している仕込み用の内蔵が幾つか見えました。

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見学できるのは最奥にある立派な内蔵です。黒漆喰がピカピカ光る重厚な扉には鞘飾りが,そして入口には更に障子戸があります。

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中は文庫蔵で、更に奥は座敷蔵になっています。

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壁に1尺間隔で柱を配しているのは、外側からの攻撃から財産や家人を守るために頑丈に造られているそうです。柱や階段などの木材はピカピカに磨かれています。

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座敷蔵入口の欄間は見事な亀甲の組子細工。障子の曇ガラスまで亀甲&花柄で、建具の拵えも凝っています。当時のお店の繁栄ぶりが窺えます。
このような珍しくて立派な建築物が現在まで何棟も先祖代々から受け継がれてきたというのはスゴイことだと思います。今後も大切に管理,保存して後世に残していって欲しいです。

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