岩井温泉 岩井屋

岩井温泉 岩井屋

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鳥取県にある岩井温泉は1300年前に開湯したという山陰最古の温泉です。以前訪問した時は、「湯かむり温泉」という鄙びた共同浴場に入りましたが、現在は綺麗な入浴施設に建て替えられているようです。
ちなみに「湯かむり」とは、岩井温泉独特の入浴風習で、頭に手拭いをかぶり,唄に合わせて柄杓でお湯をかぶりながら入浴するというものです。那須湯本に伝わる「かぶり湯」の風習を連想しますが、こちらは頭にタオルをかぶるのまでは同じですが,48℃程の熱いお湯を入浴前に200~300回,頭にかぶるという荒行に近い入浴方法ですので、岩井の湯かむりの方が楽しそうですね。

さて、今回は以前訪問時に時間が合わなくて入浴できなかった岩井屋さんで立寄り入浴させて頂きました。木造3回建ての建物で、軒下にある非常梯子?に架かる小さな屋根が素敵。創業130年の老舗旅館らしい風情があります。

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館内に入ると ふんわりと和風な甘い香りが漂っています。 品格のある畳敷きの広々としたエントランスがあり、その奥は琉球畳敷きの これまた広々としたロビーとなっています。 

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テーブル席ながら和風にまとめられており、大きな窓からは庭を眺めることができます。渡り廊下も一面が窓で、お庭を散策している気分になりながら浴室へ向かいます。 

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浴室入口にあるベンチには保冷ポットと紙コップが置いてあります。きちんと煮出したような麦茶が冷た~い状態で入っており、超うまでした。浴室は2つあり、男女入替え制になっています。立寄りの時間帯は 女湯が「長寿の湯」,男湯は「祝いの湯」になっています。 

【長寿の湯】

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脱衣所も、凄く落ち着いた雰囲気で和の温もりがあります。ディティールにも気を配った一流感があり、入浴する前の時点で既に満足感があります。格子状の窓から浴室を見下ろすことができるのもイイ感じです。 

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階段を5段程下りると、ステンドグラス風の照明がオシャレな内湯があります。8人程が入れる大きさ,95㎝程の深さがある浴槽が1つあり、42.5℃と適温のお湯になっていました。 

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湯口には柄杓が置いてあり、飲泉できるようになっています。ほぼ無色澄明(微白濁),ほぼ無臭ですが、金気味・弱塩味・石膏味・芒硝味が混ざった複雑な味がします。湯口や湯尻付近には白色硬質&茶染の付着物があり、見かけによらず個性があるお湯で、さらすべ・しっとりした浴感が良いです。
湯口がありますが 実は足元湧出型の浴槽で、浴槽底の木板の間から 気泡を伴わずに静々とお湯が出ている感じがあります。

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「シャワー(カラン)の湯も湧き出たままの源泉です」と書かれた竹の看板も掛けられ、和の雰囲気作りとお湯に関するこだわりが感じられます。
半地下仕様で天井の高い内湯は、湯気がこもらず,とても居心地の良い空間でした。 

【露天 背戸の湯】

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階段を5段上って扉を開けるとある露天風呂は、9~10人程が入れる大きさ,43℃の岩風呂で、全屋根,簾による目隠しがされているため景観は望めません。

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湯口からはお湯がドボっと注がれ,掛け流しになっています。お湯の鮮度で言えば内湯には敵いませんが、そんなに悪くはありません。外の風で体を冷ましながら入浴することができるので、ゆったりと過ごすことができるかと思います。

2つの浴室の他に貸切風呂もあるようで、しかも料理も美味いと評判の宿なので、次回は是非,宿泊してゆっくりと過ごしてみたいと思わせる お湯と雰囲気を持つ旅館でした。(もう少し近ければなあ…) 

****  個人的評価 *************

雰囲気:♪♪♪♪♪
お湯  :♪♪♪♪♪
コストパフォーマンス:♪♪♪
総括:老舗旅館型 足元湧出湯系温泉
ようござんす度:A(お湯も風情も一流。)

****  施設データ *************

岩井温泉 岩井屋
住所:鳥取県岩美郡岩美町岩井544
源泉名:岩井温泉 第一泉源
泉質:Ca・Na-硫酸塩泉,47.6℃,pH6.67,成分総計:1.735g/kg
電話番号:0857-72-1525
営業時間:12:00~18:30
料金:\750 

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船岡美人温泉

船岡美人温泉

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鳥取県の八頭町にある若桜鉄道・因幡船岡駅から徒歩5分の所にある日帰り入浴施設です。広々とした駐車場には車はほとんど停まっておらず、洗面道具入りの籠を持ったおばさま達が通う,地元民に人気な施設のようです。 

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駐輪場のバイクの陰から、犬さんがこちらの様子を窺っていました。臆病そうな犬さんです…。
館内は思いの外新しく,広々としたロビーがあります。 

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脱衣所はそんなに古くはないが,メンテが悪い感じです。事務用ロッカーが並び,公共の施設のような無機質な雰囲気があります。ロッカーの上にはベビーバスが用意されていました。

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浴室には20人程が入れそうな大きな浴槽が1つあり,湯温は40℃と温めの適温です。微黄色味を帯びた微濁のお湯で,湯面からは時間が経過した重曹臭があります。 

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何故かダルマが乗った湯口からは、ちょろちょろとお湯が注がれており,口に含むと まろやかな微重曹薬臭味,唇ツルツル感があり、素性の良さそうなお湯です。
しかし残念な事に大部分のお湯は循環で、鮮度は悪い印象です。非常に つるぬるぬるとした浴感のお湯ですが、遅い時間に行ったせいか お疲れさん状態になっていました。朝イチで訪問すればもっと良いコンディションのお湯を堪能できたのかしら? 

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湯上がり後は休憩室で大山乳業製「白バラ こだわりカフェオレ」を飲みました。これがなかなか美味しいのよ。コーヒーの味も安っぽくないし,ほろ苦で、牛乳成分も濃いです。いろんな温泉でコーヒー牛乳を飲みますが、この牛乳は上位にランキングされるかもしれません。 

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入浴前にバイクの陰に隠れて怯えていた犬さんは、今度はシッポをブンブンと振って、こちらを見ていました。こんな短時間に何があったんだろ?
  

****  個人的評価 *************

雰囲気:♪♪♪
お湯  :♪♪♪
コストパフォーマンス:♪♪♪
総括:日帰り入浴施設型 つるにゅる系循環湯温泉
ようござんす度:B(もう少し湯のコンディションの良い時に入りたいのよ。)

****  施設データ *************

船岡美人温泉
住所:鳥取県八頭郡八頭町船岡1832-5
源泉名:船岡美人温泉泉源
泉質:Na-炭酸水素温泉,22.0℃,pH8.6,成分総計:1.940g/kg
電話番号:0858-76-0700
営業時間:10:00~22:00 第3水曜休
料金:\500 

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吉岡温泉 町営公衆浴場 吉岡温泉館

町営公衆浴場 吉岡温泉館 (上湯)

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鳥取市内の湖山池の畔に湧く温泉です。歴史は古く,約1000年前に薬師如来さんのお告げによって発見され,江戸時代には藩主が保養のために利用していたという由緒ある温泉地です。
訪問したのが午前中だったこともあり、温泉地はひっそりと落ち着いた雰囲気でした。吉岡温泉には「上湯」と「下湯」の2つの共同浴場がありますが、今回は「上湯」と呼ばれている「吉岡温泉館」で入浴させて頂くことにしました。コンクリート造りの立派な共同浴場です。 

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外観よりも内装の方が鄙びています。浴後は風通しの良い 涼しいロビーで小休憩できます。 男女別浴室へ向かう廊下はやや暗く,扉は超鄙びていて、ちょっと不安になります。 

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浴室は想像していたよりも綺麗で、窓が大きく明るい雰囲気です。14~15人程が入れる大きさ,やや深め(約70㎝)の浴槽が1つあり、湯温は45℃とやや熱めでした。 

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無色澄明,ほぼ無味無臭。まろやかで美味しいお湯です。別段特徴のあるお湯ではありませんが、鮮度が良く,つやつやしており,弱つるすべした浴感はあります。湯温が高いのに柔らかく,軽やかな印象で、とても気持ちの良いお湯でした。 

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姉さんが持っている壺が湯口かと思いきや、こちらから注がれているのは加水用の水で、湯口は浴槽内にあります。常に浴槽からはお湯が溢れているので、それなりの量が注がれ,掛け流しされていると思われます。
入浴料が\200と格安で、近くに住んでいたら毎日でも入りたいお湯でした。 

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すぐ近くには吉岡温泉の発祥の地と思われる「株湯」があり、湧き出る熱いお湯と戯れることもできますよ。 
 

****  個人的評価 *************

雰囲気:♪♪♪
お湯  :♪♪♪♪
コストパフォーマンス:♪♪♪♪
総括:鄙び共同浴場型 ピカピカ新鮮温泉
ようござんす度:A(広い浴槽でノビノビできる共同浴場。)

****  施設データ *************

町営公衆浴場 吉岡温泉館
住所:鳥取県鳥取市吉岡温泉町749-1
源泉名:吉岡温泉 新設集湯槽
泉質:単純温泉,50.5℃,pH7.9,使用量:300 ℓ/min,ラドン含有量:3.9×10^-10Ci/kg,成分総計:0.538g/kg
電話番号:0857-57-0555
営業時間:8:00~22:00
料金:\200 

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東郷温泉 寿湯

東郷温泉 寿湯

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鳥取県の東郷湖湖畔にある東郷温泉。JR松崎駅に程近い,商店と住宅が立ち並んだ一角にある温泉銭湯です。「理容 シミズ」という理容室があり、棟続きの車庫シャッターの隣に隙間があるのが見えます。

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近づいてみると「寿湯 入口」という看板があり、隙間は「寿湯通路」であることがわかります。人ひとりがやっと通れる細さの通路を,わざわざ建物内に造っているのが面白いですね。この通路,物理的に横幅制限があるので、幅広な方はカニ歩きで進む必要があるかも知れません。このシチュエーション,上諏訪温泉の路地裏にある共同湯,大和温泉を思い出します。 

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通路を抜けると右手にある湯小屋が「寿湯」です。扉を開けると番台がありますが、誰もいませんでした。 

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番台が無人の場合、脱衣所入口にある”ピンポン”を押して店主を呼ぶシステムになっています。少しすると女湯の脱衣棚横の扉から、ご主人が出てきました。「理容 シミズ」で管理しており、店舗とつながっているようです。
女湯で誰かが着替えしている最中にピンポンを押すと、何かしら問題が発生する可能性があるので、周囲の状況をよく確認してから押した方がいいかも。料金を支払ってお邪魔します。

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鄙びた雰囲気ながらも綺麗で広々とした脱衣所で、昔ながらの温泉銭湯といった風情があります。

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備品もなかなか渋いです。3つに区切られ 座布団が置かれたベンチは、昔はベビーベットだったのかしら?
「当湯の休日は」の看板も年季が入っており、いい味出しています。「明日も わきます」という表示も何か嬉しい。 

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浴室も完璧に鄙びており、正方形の浴槽が1つ置いてあるだけのシンプルな造りになっています。

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浴槽は3~4人程が入れる大きさで,浴槽はやや深め(約65㎝)です。無色澄明,ほぼ無臭,極薄塩味のあるお湯で、特に大きな特徴はありませんが、さらさら,しゃっきりとした浴感とポカポカとした温まりが持続します。 

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湯口蛇口には「お湯は止めないで下さい。」の掲示があり、ドボっとお湯が注がれて掛け流しになっています。少量の加水もされており、44℃とやや熱めの適温に調整されています。
湯口に付着している トゲトゲ状に成長した白色結晶物も素敵です。 
ちなみに洗い場のお湯カランも源泉が使用されているようでした。

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タイル製の浴槽を白モルタルで補修した後、水色の防水ペンキを塗ったような、手造り感が残るの凹凸にも温もりを感じます。  

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帰り道も同様に細い路地を通って帰りますが、こちら側には「清水専用通路」と書かれた看板があります。その隣には 屋根のない同じくらい細さの通路があり,一般の人はこちらを通っていました(笑)

****  個人的評価 *************

雰囲気:♪♪♪♪♪
お湯  :♪♪♪♪
コストパフォーマンス:♪♪♪♪
総括:理容院併設 温泉銭湯型 路地裏温泉
ようござんす度:A(本当の意味で路地裏温泉。)

****  施設データ *************

東郷温泉 寿湯
住所:鳥取県東伯郡湯梨浜町大字中興寺
源泉名:東郷温泉(2号,3号,4号)混合泉
泉質:含放射能-Na-塩化物・硫酸塩泉,70.5℃,成分総計:0491g/kg
営業時間:8:00~20:00 第1・3月曜休
料金:\200 洗髪料\50

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はわい温泉 旅館 水郷

はわい温泉 旅館 水郷

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鳥取県の東郷湖湖畔にある小さな温泉地です。はわい(羽合)温泉へ向かう道路にはフェニックスの木が並んでおり、南国風の演出をしているのはハワイをイメージしてのことかしら? 

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温泉街の歩道端には魚のオブジェが植わっており、ガードレール代わりになっているのでしょうか。上半身だけ出してポカンと開けた口が何ともいえずラブリーです。 

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目当てにしていた湖沿いの小さなお宿で立寄り入浴をお願いすると、泊りのお客さんが既に到着しているのでと丁寧に断られました。他に情報を持っていなかったので、とりあえず目に入ったこちらのお宿で 立寄り入浴をお願いすると、快諾して頂き一安心。外観はコンクリート造りの鄙びた中規模旅館といった印象です。

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館内には ひょうたんがあちらこちらに置いてあります。ひょうたんマニアにはたまらん宿でしょう。フロントに置いてある和風な細かい細工の入ったランプシェードが素敵です。 

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浴室は男女別の内湯で、訪問時は男湯が「岩風呂」,女湯は「ひょうたん風呂」でした。こぢんまりとした脱衣所で、設備は新しくありませんが清潔な感じです。 

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浴室もイイ感じに鄙びていて好みです。壁の一面は曇ガラスなので景観は望めませんが,明るい浴室になっています。6~7人程が入れる大きさの変形ひょうたん型浴槽が1つあります。 

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湯口は窓側にあり,浴槽内にある大きな凹みから熱い源泉が静々と注がれています。無色透明,うすーい塩味と微かな重曹薬味があり、つるすべとした浴感で しっとりと肌なじみの良いお湯です。
湯温は43.5~44℃とやや高めの適温で弱い掛け流しになっており、よく温まりますが 浴後さっぱりとするお湯です。
ハワイという名前や,湖畔にあるというビジュアルが売りの温泉地かと邪推していましたが、大きな特徴こそありませんが、湯使いが良く,とても気持ちの良いお湯でした。

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あら、ここにも ひょうたんのランプシェードがあります。足元灯かしら?ひょうたん細工の鑑賞もできる、ちょっと楽しいお宿でした。
 

****  個人的評価 *************

雰囲気:♪♪♪
お湯  :♪♪♪♪
コストパフォーマンス:♪♪♪
総括:やや鄙び中規模旅館型 ひょうたん系温泉
ようござんす度:B(シンプルだけど良質なお湯。)

****  施設データ *************

はわい温泉 しあわせひょうたんの宿 旅館 水郷
住所:鳥取県東伯郡湯梨浜町はわい温泉6-1
源泉名:羽合温泉源泉集中管理タンク(No.4,No.6,No.7,公社1号 各源泉混合)
泉質:Na-塩化物泉,51.0℃,pH7.8,成分総計:1.380g/kg
電話番号:0858-35-3521
営業時間:10:00~22:00
料金:\500 

 

足湯巡り

東郷湖畔にある はわい温泉,東郷温泉には足湯が点在しており、足湯巡りが楽しめるようになっています。
足湯には七福神の名前が付いていますが、6個しかないのが残念なところ。あともう一つで七福神巡りにも併用できるので頑張って作って欲しいかも。

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恵比寿の湯:立寄り入浴をさせて頂いた「旅館 水郷」の道路を挟んだ向かいにある足湯です。南国風の雰囲気も良いですが、湯口からお湯が注がれていて掛け流しになっています。やや熱めですが、新鮮で良いお湯です。散歩中の地元の方らしい おじさまも足湯を楽しんでおられました。

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寿老人の湯:近くのバス停の待合い場にもありました。待合い場のベンチに座りながら足湯を楽しめるようになっています。ただし 足湯に入っていると、お客と間違えてバスが停まってしまう可能性がありますね(笑)
こちらは開湯時間前に入ってしまったため、温かったっす。

この他,船型浴槽だったり,温泉たまごを作れるコーナーがあったりと各所趣向が凝らしてあるらしいので、楽しい足湯巡りができそうですね。

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三朝温泉散策

三朝温泉散策

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三朝温泉の桶屋で宿泊し,朝風呂に入った後、朝食までぶらり散歩に出かけました。三徳川に掛かった大きな橋「三朝橋」を渡って温泉街へ向かいます。 

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あわよくば河原の露天風呂に入ろうと思っていたのですが、既に先客のおじさま数人が談笑しており,しかもお湯のコンディションもお疲れ様状態で良くありませんでした。以前 平日に訪問した際に素敵な湯浴みを体験したので、その思い出を壊さないためにも今回は入浴を遠慮してみました。 
脱衣所等一部には目隠し用の簾がありますが、とても解放感のある露天風呂です。

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傍らには小さな浴槽があり、足湯のようです。三徳川を眺めながらの足湯が楽しめますが、こちらもお湯のコンディションがよくありませんでした。
そんなわけで露天風呂に入るという相方A氏と待ち合わせ時間を決めて、温泉街をぷらりと散策することにしました。 

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脇道の細い道には比較的新しい商店街(繁華街?)があり、ヌード屋さんとか射的屋さんなどのトラディッショナルなお店の他,スナックやお土産屋,理髪店等、いろんなジャンルのお店が並びます。 

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通りの中程に「薬師の湯」と呼ばれる比較的新しい屋根付きの足湯と飲泉所がありました。早朝訪問だったせいかお湯はなく,営業時間9:00~という のんびりとした足湯です。ジモ専の「中湯共同浴場」もありました。

観光客が入れる共同浴場は「たまわりの湯(旧菩薩の湯)」,少し離れた場所に「株湯」があり、どちらも 前回訪問後に建て替えられ新しい浴場になっているようです。再訪したかったのですが,時間がなく今回は割愛しました。
三朝橋より下流にある「かじか橋」の上には「かじかの湯」という足湯があり、川を眺めながら三朝温泉のお湯を楽しめるようになっています。
次回訪問時には,お店や浴場が開いている時間帯に温泉街を散策したいですが、いかんせん遠過ぎます。次回訪問は何年後になることやら…。

   

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三朝温泉 桶屋旅館 ~お風呂編

三朝温泉 桶屋旅館 ~お風呂編

【小浴場】

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食事後,いっぱいになった腹をさすりながら浴室へ向かいます。チェックインから21:00まではこちらの小浴場が女湯になります。小ぢんまりとしていますが風情のある脱衣所です。浴室を開けるとコンパクトな木製浴槽があります。 

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3人程が入れる大きさの浴槽には44℃とやや熱めのお湯が入っています。湯口が浴槽内にあるので投入量は確認できませんが、熱いお湯を 量を絞って注いでいるようです。
洗い場には水蛇口が2個あるだけなので、基本は浴槽の湯を汲み上げて洗い用に使用します。お湯が供給される量よりも汲み上げた量の方が多かったようで、浴槽をオーバーフローする姿は拝む事ができませんでした。 

【大浴場】

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21:00~翌12:00はこちらが女湯になります。殿方は21:00までに入浴を済ませないと,連泊しない限りこの浴室のお湯には入れませんのでご注意下さい。脱衣所はやや古びた普通の脱衣所ですが… 

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浴室への扉を開けると あまりの湯治場風情に目を疑います。タイムスリップしてしまったかしら??
階段を10段程下りて浴槽へ向かいます。

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階段の1段に1つ,桶が伏せて置いてあるのが何ともラブリーな感じです。半地下構造なので天井も高く,わずかな白熱灯の灯りに照らし出される古式ゆかしい浴室は何とも幻想的で、この雰囲気だけでもノックアウト寸前です。
シンと静まり返った薄暗い浴室で、じっとお湯に浸かっていると不思議と心が落ち着きます。

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翌朝も大浴場へ行くと、昨晩とは印象が異なり 整然とした湯治場の雰囲気があります。

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浴槽は7~8人は入れる42℃の正方形の浴槽で、深さは70㎝程あります。いきなり深い上に,底は岩がゴロゴロしているので、入浴の際は注意が必要です。
ほぼ無色澄明(極微白濁)のお湯ですが、浴槽の底はほとんど見えません。湯口はなく,浴槽底の岩の間から ほとんど気泡も出さずに 熱めの湯が静々と湧いています。
湯温よりも熱く感じるお湯で、すぐにポカポカと温まってしまい,休んでもなかなか汗が引かないので 浴室に居る時間が自然と長くなってしまいます。幸せな事です。 

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浴槽の隅にはひしゃくとコップが置かれ、近くに「このお湯は飲料専用です ふろおけを入れないでください」の看板があります。立て掛けられた木板を退かせてみると ぽっかりと穴が開いており、中で溜まっているお湯をすくって飲む事ができます。極薄い塩味のようなものがありますが,ほぼ無味無臭の飲みやすいお湯でした。 

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階段を下りた正面には一段上がった小上がりのような?スペースがあり、家人や連泊者等が利用するのでしょうか 洗面器を置く棚やタオル干しがあります。その下には謎の木ッ端があり、よく見てみると名前が書かれたものがありました。これはどうやら木枕のようで、浴槽周辺の床が地熱で温かく(熱いくらいの箇所もある),濡れた足跡はすぐに乾きます。この床を利用してオンドル浴を楽しめるようで、その時に利用する枕だと推測されます。
とりあえず座るだけでも気持ち良く,浴槽に入らずともポカポカと天然岩盤浴が楽しめる浴室でした。

ちょっと思ったのは、宿泊客が少ない日は混浴または貸切使用が可能な時間帯を設けても良いのではないかなぁ。こんな素敵な大浴場に21:00までしか入れない殿方が可哀想な気がします。
 

****  個人的評価 *************

雰囲気:♪♪♪♪♪
お湯  :♪♪♪♪
コストパフォーマンス:♪♪♪♪♪
総括:療養系旅館型 足元湧出系ラジウム温泉
ようござんす度:A(足元湧出浴槽とオンドル。大浴場の風情が素敵。)

****  施設データ *************

三朝温泉 桶屋旅館
住所:鳥取県東伯郡三朝町山田150
源泉名:桶屋の湯
泉質:含弱放射能-Na-塩化物泉,57.4℃,pH6.9,湧出量:8.2 ℓ/min,ラドン含有量:124×10^-10Ci/kg,成分総計:2.219g/kg
電話番号:0858-43-0817
立寄り入浴不可
宿泊:1泊2食付 \7530 

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三朝温泉 桶屋旅館 ~宿泊編

三朝温泉 桶屋旅館 ~宿泊編

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三朝温泉の名旅館「旅館 大橋」の向かいに位置する小ぢんまりとした旅館です。こちらも大正時代創業という老舗で、ボロっとした(失礼)看板が歴史を物語っています。 
実はこちらにも足元湧出型の浴槽があり,立寄り入浴は受け付けていないということで、今回はこちらに宿泊することにしました。

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玄関の格子戸に下げられている,チビサイズの暖簾もカワイイです。客室は新館にあり、廊下等は狭いですが 小奇麗でアットホームな雰囲気です。 

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客室「もみ」の間は8畳の和室で,派手な拵えはありませんが きちんと改装がされており綺麗なお部屋です。室内は禁煙なので煙草の嫌な臭いもなく快適です。
テーブルの上にはお茶セットがあり,湯沸かしポット,エアコン,TV,浴衣,タオル,歯ブラシ等、必要な設備が揃っており快適です。その他 うちわや何故かTVラックの中にはマンガ本も備え付けてありました(笑) 食堂には共同使用の冷蔵庫があるそうです。

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窓側には2畳程のスペースがあり、洗面所やタオル掛けなどがあります。トイレは共同使用となっています。
  

【夕食】

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夕食は食堂で頂きます。豚肉の陶板焼,カレイとつくね,スナップえんどうの煮物,刺身(まぐろ赤身,サーモン,いか),長芋と胡瓜の千切り,香の物,舞茸と切り麩のお吸い物,ご飯。デザートは苺でした。 

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豚肉の陶板焼に添えられた野菜は もやし,玉ねぎ,ピーマン,椎茸が盛られ、動物性タンパク質は豚肉の他に鶏肉,いかゲソとボリューミーな一品。バター風味で蒸焼きにされた食材を醤油ベースのまろやかな焼肉風タレにつけて食べます。食材の鮮度も良く,味付けも美味しいのでビールもご飯もすすみます。
量的にも丁度良く,満足して部屋に戻ると布団が敷いてありました。そのまま寝てしまいそうになり,いかんいかん。こちらのお宿は浴室が男女入替え制なので、強い精神力で浴室へ向かうのであった。

【朝食】

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朝食も食堂で頂きます。この日は我々以外にもう一組,女性2人の宿泊客がいましたが、この方々がマシンガンのようにようしゃべる。昨日の夕食時もずっとしゃべっていましたが、朝もハイテンションで、何をそんなにしゃべる材料があるのかしら?(´ρ`)という感じでした。

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朝食は 焼ししゃも(枝豆添え),煮物(高野豆腐,蕗,野菜入りさつま揚げ),スクランブルドエッグ(ハム,キャベツの千切り,トマト,ブロッコリー添え),小松菜のごま和え,香の物,みそ汁,ご飯でした。朝食はやっぱり焼魚♪
普段あまり朝ごはんを食べないので、これくらいの量で丁度良いです。味も良くてバランスの良い食事だと思います。1泊2食付\7530というお得な料金でこの内容は満足のいくものでした。

お風呂編につづく →    

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三朝温泉 大橋旅館

三朝温泉 旅館大橋

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鳥取県の名湯,三朝温泉にある、憧れの老舗名旅館「旅館大橋」です。創業昭和7年の老舗旅館は木造3階建ての重厚な造りで、国の有形文化財に指定されています。
日帰り入浴の開始時刻は15:00~で、宿泊の方のチェックイン時刻と重なります。玄関を通り過ぎて駐車場に停めようとすると、宿の方が車の方に駆け寄ってきました。駐車誘導をしてくれようとするので、「あの…立寄り入浴なんですが…」と申し訳なさそうに言うと、にっこり笑って「はい、お越しいただきありがとうございます。」とのこと。立寄り客も宿泊客も分け隔てない おもてなしの心遣いに、超一流を感じました。
唐破風屋根の重厚な玄関,エントランスも素晴らしいのですが、写真を撮るのも憚られる程に 宿の方々の対応が丁寧です。もうこの時点で、次回訪問する時は宿泊したいと思う我々であった。

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浴室へ向かう長い廊下はピカピカに磨かれており、和服姿のスタッフの後ろ姿も品格があります。
大浴場は男女入替制で、立寄り可能な時間帯は女湯が「巌窟の湯」になっています。
 

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浴室の扉の手前の床は畳敷きで高級感があります。パウダールームも広々としており清潔です。冷たい水や貸タオルが置いてあるのも嬉しいです。 

 

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浴室は階段を下りた半地下にあるので 天井が高く,広々とした内風呂になっています。「巌窟の湯」の名前の通り 大小4つのワイルドな岩風呂が並んでいます。

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左側3つは浴槽底の岩の間からポコポコとお湯が出てくる,いわゆる”足元湧出型”の浴槽です。 

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一番左側の浴槽は1人用のとても小さなもので、湯温は40℃。ポコッと控えめな足元湧出と隣の浴槽のオーバーフローが入ったお湯です。
その隣,左から二番目の浴槽は「ラジウム泉 下之湯」という表札があり、3~4人くらいが入れそうな大きさです。湯温40.5℃のワイルドな岩風呂で、底がゴツゴツと凹凸が激しい岩地なので足元に注意が必要です。深さも一定ではなく,一番深い所で約1m10cm程あります。その深い箇所付近からポコポコと頻繁にお湯と気泡が出てくるのが見えます。 

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その隣,左から三番目の浴槽には「ラジウム泉 中之湯」という表札があり、2~3人が入れる大きさです。湯温は41.5℃の岩風呂で、一番深い所で約90㎝程あるので 小さいお子さんには注意が必要です。こちらも底の岩の間からポコポコとお湯&気泡が出ていました。
一番右側の浴槽は「トリウム泉 上之湯」の表札がある2人用程の大きさの浴槽です。湯口が2カ所あり、温い湯と熱めのお湯がトポっと静かに注がれていました。湯温は43.5℃と4つある浴槽の中では最も高く,入ると あっという間にヘロヘロになる強力なお湯です。 

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浴槽の底からポコポコと出てくるお湯&気泡を写してみましたが、湧出しているお湯で常に湯面が揺れているので上手に撮れませんでした。 
浴槽の近くにある排水口も岩で組んであり,一見で分からないようになっているのもカッコ良いです。

お湯は無色澄明,ほぼ無味無臭で、すべすべしっとりした浴感で肌によく馴染む超新鮮湯です。
放射能泉は時間経過とともにラジウム成分が揮発してしまうので、今足元で湧いたばかりのお湯に浸かるということは、 国内有数のラドン含有量で知られる三朝温泉を100%味わえるということで、何とも贅沢な時間を過ごしました。
下之湯,中之湯は温いのでゆっくりと長いことお湯に浸かっていましたが、普通のお湯とは温まり方が全然違い,すぐポッポと火照ってきて汗が引きません。油断をすると湯あたりを起こして頭が痛くなりそうな泉質なので,休み休み入浴を楽しみました。 

一つ心残りは、立寄り入浴可能な時間帯は「巌窟の湯」が女性専用だということです (相方A氏にも入らせてやりたかったぜ…)。殿方がこの浴室を利用するには宿泊する以外になく,次回訪問する時はやっぱり宿泊で利用してみたいと思う温泉旅館でした。

****  個人的評価 *************

雰囲気:♪♪♪♪♪
お湯  :♪♪♪♪♪
コストパフォーマンス:♪♪♪
総括:国指定重文旅館型 足元湧出系ラジウム温泉
ようござんす度:A(巌窟風呂はよござんす度:S)

****  施設データ *************

三朝温泉 大橋旅館
住所:鳥取県東伯郡三朝町三朝302-1
源泉名:岩窟の湯
泉質:含放射能-Na-塩化物泉,63.1℃,pH6.3,ラドン含有量:302×10^-10Ci/kg,成分総計:1.322g/kg
電話番号:0858-43-0211
営業時間:15:00~21:00
料金:\1000 

    

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関金温泉 鳥飼旅館

関金温泉 鳥飼旅館

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鳥取県の関金町にある 開湯1200年という歴史ある古湯です。開湯伝説は諸説あるようですが、ここでも温泉発見の名人,弘法大師さんが関わっているようです。
それにしても長期連休中だというのに、温泉街全体が寂れて静まりかえっています。大丈夫なのでしょうか?

関金温泉には「関の湯」という共同浴場もありますが、今回は自家源泉を持ち,お湯使いが良いと評判の鳥飼旅館さんにお邪魔することにしました。外観はやや鄙びており、営業しているか心配になるくらいに閑散としていましたが、玄関で声をかけると ややあって御主人が現れ、立寄り入浴を快諾して頂きました。
階段を上り,屋外の廊下をを経由して浴室へ向かいます。

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脱衣所はゴザ敷きの小ぢんまりとしたもので、鄙びを通り越してややボロい領域に入っている感じです。親切に貸タオルが設置してあります。 

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まず目に入るのは浴室壁にある金色のタイル絵。1個1個のタイルが大きく,荒いビット絵状態になっているので、何をモチーフにしたタイル絵なのかが解りにくいです。おそらく開湯伝説にちなんだ鶴の絵だと推測されますが、タイル絵好きとしては もう少し解像度を上げて頂けると助かります。
浴槽はいきなり深くなるので、浴槽の中には踏み台が後置きで設置してありますが、下がタイルの目地で凸凹している上,お湯の浮力も働くので安定性があまりよろしくありません。固定して手摺りも付けるようにした方が安全かと思います。

浴槽は6~7人程が入れる大きさで無色澄明でほぼ無味無臭。掛け流しであふれたお湯が常に床を流れていました。

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竹製の湯口からはお湯がドバドバと惜しみなく注がれています。とても透明度が高く,つやつやした綺麗なお湯で、何よりも鮮度がとても良いです。湯温が39.5℃と温めなこともあり、ふんわりと柔らかく,つるすべ&しっとりとした浴感が大変気持ち良いです。特に大きな特徴はありませんが、長めの時間浸かっていてもストレスがない,とても良いお湯だと思います。飲泉も可能で、クセのないまろやかな味の美味しいお湯でした。

中国地方には良質で有名な放射能泉が多いですが,何気にこちらの温泉は今回湯巡りした中で5本の指に入るラジウム含有量でした。静かな環境で,良泉に浸かってゆっくりと療養できそうな雰囲気ですが、ちょっと温泉街が静か過ぎて痛々しいのが残念。お湯は良いのですから、作戦を練り直して 個性のある温泉地に再生して欲しいですね。
 

****  個人的評価 *************

雰囲気:♪♪♪
お湯  :♪♪♪♪
コストパフォーマンス:♪♪♪
総括:寂れ系旅館型 しっとり新鮮湯系温泉
ようござんす度:B(リラックスの湯。)

****  施設データ *************

関金温泉 鳥飼旅館
住所:鳥取県倉吉市関金町関金宿1232
源泉名:鳥飼2号泉
泉質:単純弱放射能温泉,51.0℃,ラドン含有量:114.5×10^-10Ci/Kg,成分総計:0.6258g/kg
電話番号:0858-45-2121
営業時間:要確認
料金:\500 

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