舞娘茶屋・雛蔵畫廊 相馬樓

舞娘茶屋・雛蔵畫廊 相馬樓
Dsc08619
(*2013年2月中旬訪問)
山形県酒田市はその昔,北前船の往来で繁栄した商業の町で、「相馬屋」は江戸時代創業の老舗料亭でした。
1995年(平成7年)に経営難から廃業しましたが、平田牧場の会長さんが酒田の料亭文化を伝承するため買い取り,改修して2000年(平成12年)に観光施設『舞娘茶屋・雛蔵畫廊 相馬樓』としてオープンしました。
玄関に入ると女性スタッフと一緒に舞娘さんがお出迎えしてくれ、靴箱,ロッカー,受付等に案内してくれます。

 (つづきはこちら→よござんす日誌Rへ跳んでみる?)

| | コメント (0)

大阪建物探訪3

大阪建物探訪 岸和田編

【蛸地蔵駅】

100_0358_1280100_0359_1280 

大阪の建物つながりで、’06の夏フェス関係で泉大津フェニックスに行った際に立寄った、岸和田界隈の建物の写真を載せておこうかな。
まずは以前から行きたいと思っていた「蛸地蔵駅」へ向かいました。岸和田駅の隣にある可愛らしい規模の駅ですが… 

100_0361_380

天井近くにステンドグラスの窓があるんですよね。しかも蛸の絵柄の。

こちらの絵柄は蛸地蔵駅名の由来となった蛸地蔵伝説に関係があります。
時は天正年間(1573~1586)、岸和田城は根木衆,雑賀衆に攻められ落城寸前だった。
そんな時、大蛸に乗った一人の法師と数千数万の蛸がどこからともなく現れ、凄まじい勢いで敵兵をなぎ倒し、城を救ったのだそうな。
数日後、その法師が城主の夢枕に立ち、自分は地蔵菩薩の化身であると告げ、その後城のお堀から無数の矢傷,弾傷を負った地蔵が発見されたので、こちらが大蛸に乗って来られた法師様であろうという話になり、大切に磨いて地蔵堂に祀ったのだそうな。
めでたしめでたし。 

100_0361_1280

寄ってみると大勢の蛸さんが、墨を出しつつ武装集団と戦っています。これをステンドグラスで表現しているところがスゴイ! 

100_0362_1280

もう1つの小さなステンドグラス絵柄は岸和田城&お堀と思われます。
 

【蛸地蔵(天性寺)】

100_0369_1280_350

その伝説の蛸地蔵さんが祀られているのは、天性寺というお寺です。門前の通りには石灯篭と路上駐車?が並んでいます。 

100_0370_1280_350

石灯篭には うっすらと蛸の絵柄が彫られているのが微笑ましい。 

100_0365_1280_350_2 

こちらが天性寺。思いの外 立派なお寺さんです。 

100_0366_1280_320_3   

こちらのお寺には「蛸絵馬」がたくさん奉納されていました。蛸を一切食べずに願をかけるそうで、満願成就には たこ焼き断ちが必要なようです。
よく見てみると、絵馬に書かれた蛸の絵が全部違う!手作り感溢れるほのぼのとした絵馬ですね。
 

その他岸和田の風景
【だんじり蔵】

100_0375_1280horz

訪問した日はだんじり祭りの試験曳きの日だったらしく、だんじりを収納している蔵から出しているところでした。試験曳きとはいえ、皆さん気合いが入っています。

【本町付近の酒屋さん】 

100_0371_1280horz

シブい造りの酒屋さんがありました。壁には『本日「立呑み」は休ませて頂きます』の貼り紙がありました。酒屋さんの店内で立呑みというのも風情がありますね。
是非体験してみたかったですが、多分だんじりの方が忙しくて 皆さん立呑みどころではないのかな?

【その他 気になる建物】 

100_0382_1280horz  

・スネオの髪形みたいな建物発見!
・「ヤブ歯科」というネーミングの歯医者は、ちょっと通院しにくいかも… 

100_0389_1280_350

もちろん岸和田城やだんじり会館にも行きましたよ。もう少し歩きまわったら、面白いモノがザクザクと出てきそうな街でした。

| | コメント (0)

大阪建物探訪2

大阪建物探訪 2

大阪の建築物つながりで、’06に大阪建物巡りをした時の写真を載せてみることにしました。

【ゲートタワービル】

100_0331_1280_400

大阪市にある1992年に建てられた16階建てのビルです。何がスゴイって、ビルを高速道路が貫通しておるw(゚o゚)w 何だか近未来的な建物ですね。

100_0326_1280_400100_0325_1280_400 

通称「Beehive(ビーハイブ)」。"蜂の巣","賑やかな場所"を意味するそうで、確かにちょっと賑やかそうですが、騒音や振動対策はされているでしょう。多分。
建物と高速道路はお互い接触しておらず、ビルの横っ腹に大きな穴を開けて道路を通したような形です。

ビルの案内板を見ると、ビルの5~7階に「阪神高速道路」が入居しているような形になったおり、屋上はヘリポートが設置されています。ちなみにエレベータでは4階の次は8階になっていて、途中では降りられないそうな。
訪問時('06)は、それ以外の階にテナント募集中でしたが、’08に「TKP大阪梅田ビジネスセンター」が入居して貸会議室となっているそうです。それに伴い ビルの名称も「TKPゲートタワービル」と変更されたとのこと。

今度は高速道路側から通過してみたいですな。
 

住所:大阪府大阪市福島区福島5-4-21
外観見学:自由

 

【梅田スカイビル】 

100_0345_1280_400

1993年に建てられた新梅田シティ内にある、地上40階,地下2階の高層ビルです。
2棟の薄いビルを、最上部の空中公園展望台で連結させた構造をしています。

100_0347_1280_400100_0339_1280_400 

屋上の真ん中には大きな円形の穴が開いていて、そこから空が覗いているのも良いですね。
早朝訪問だったため、空中展望台には上がれませんでした。次回訪問時は展望台からの眺めも楽しみたいです。

住所:大阪府大阪市北区大淀中1丁目1-88
外観見学:自由
(空中公園展望台は 10:00~22:30 \700)
 

【オーガニックビルディング大阪】 

100_0413_1280_400 

御堂筋からちょっと入ったところにある、1993年に建てられた地下1階,地上9階のビルです。1度見たら忘れられないこの存在感がスゴイ。

100_0407_1280_400_2

建物の外側には植木鉢とスリット窓が交互にならんでいます。植木鉢の数は132個あり、全て違う種類の植物が植えられているそうな。
自動給水システム付きなので 水やりの心配はなさそうですが、枯葉取ったりのお世話はどうしているんだろ?

100_0411_1280_400

テラコッタ風の壁からニョキッと出てきたような植木鉢は、形もバリエーションがあり、見ていて楽しいです。
こちらのビルには店舗も入居しているみたいだから、内部に入ってみても良かったのかな?大阪に行ったら再度訪れてみたい建物の1つです。

住所:大阪府大阪市中央区南船場4-7-21
外観見学自由

 

【ドンキホーテ 道頓堀店】

100_0403_1280_400

道頓堀にある奇抜なデザインの店舗です。店舗ビルの前面に巨大な楕円形の観覧車が設置され,中央には えべっさん&店のキャラクターがあしらわれています。
ただし観覧車はトラブルがあって’08以降 動いてないそうな。私が訪問した’06年時点ではまだ動いていたんだが…この時 乗っておけばよかったんだな。残念。 

住所:大阪府大阪市中央区宗右衛門町7-13
外観見学自由

| | コメント (0)

大阪建物探訪1

大阪建物探訪 ’12

【大阪市環境局 舞浜工場】

Dsc05798_400_3   

カラフルでヘンテコで、異国情緒を感じるかなりデーハーな外観。大阪市の環境局(ゴミ焼却施設)の建物です。
設計はオーストリアの芸術家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー。彼は母国のウイーンでもシュピッテラウ焼却場を設計しており、その面影が随所で見られます。
(デザイン代6000万円,総工費610億円をかけて造られたとのことですが、今回は純粋に建物意匠のみを楽しみたいと思います。)

実はこちら、以前 大阪遠征の際に1人で来たことがあります。ユニバーサルシティ駅で下車して,そこから1時間以上かけて徒歩で行き、すっごい大変だった記憶がありますが、今回は相方A氏運転の車だったので楽々。

Dsc05749_400 Dsc05764_400

建物のてっぺんには大阪市のマークが。
入口の門柱やエントランス屋根には曲線が多用され、所々に貼られたガラスタイル(?)がアクセントに。壁の市松柄を歪ませてあったり、トリッキーです。

Dsc05765_400Dsc05766_400  

エントランス屋根の上には正面ガラス張りの建物が渡り廊下でつながっています。格子状窓枠の大きさもランダムに組み合わされ、ピエト・モンドリアンの抽象画のようです。

そしてひと際目につく煙突!最上部には宝珠のような金ピカオブジェが置かれ、煙突の途中にはランダムに小窓やベランダ風のものが付けられていました。

Dsc05792_400Dsc05790_400 

煙突の裾は分岐しており、ちょうちんパンツみたいに膨らみがあります。地面にはその柱に合わせて凹凸がつけられています。詳細箇所まで妥協を許さない,強いこだわりが感じられます。 

Dsc05781_400

建物には、ランダムな場所に色んな形・大きさの窓が付けられています。出窓風だったり、窓枠から植物が顔を出したりして、何だかカワイイ。
この窓が単なる飾りなのか?きちんと窓として機能しているのかが気になるところ。内部を見てみたいですね。 

Dsc05784_400

あ!ゴミ収集車だ!!やっとゴミ焼却施設であることがわかる光景が見られました。 

実はこちら、10日前までに事前予約があれば(日曜日を除き)内部見学できるそうですが、見学ツアーは1番早くて10時から,所要時間は1時間半とのこと。
訪問時は朝の8:00で、そこから大阪→栃木まで車で移動することを考えると…今回は断念せざるを得なかった。内部も相当カッコイイらしいので、近いうちに大阪へ行く用事を作らねば。
 

住所:大阪市此花区北港白津1-2-48
電話番号:06-6630-3353 (大阪市観光局施設部施設管理担当)
外観見学:自由
内部見学:月~土曜日(祝祭日除く) 10:00~,13:00~,15:00~
(所要時間は各々1時間30分程度,10日前までに要予約,無料)

| | コメント (0)

川辺温泉 (見学のみ)

川辺(かわなべ)温泉…(見学のみ)

Dsc05375_400

鹿児島県南九州市川辺町にあるB級逸品の入浴施設です。蔦に浸食された仏像サマがお出迎えしてくれます。
巨大な変木をあしらった屋根の建物は迫力があります。でも何故か入口を赤いトラクターが塞いでいました。

Dsc05372_400Dsc05369_400

なんじゃ?こりゃ?屋根の形状を言い当てられることを嫌うが如くに積み重なる屋根。外観を眺めるだけでも トキメキますね。

Dsc05368_400Dsc05367_400

入口の扉に温泉マークが透かし彫りされている この建物が温泉棟だと思うのですが…。営業時間が過ぎているのに鍵は開いておらず、川辺温泉の電話番号を調べて、電話をかけてみました。

すると母屋からお姉さんが来てくれて、「ちょっと…社長が亡くなりましたので…しばらく休業する予定なんです。」とのこと。再開するには今しばらく、時間が掛かりそうとのこと。
お悔やみを申し上げた後 記念に館内の見学をお願いしたところ、快く承諾して頂きました。

Dsc05378_400Dsc05386_400

館内は変木の宮殿のようになっています。天井の梁なんてビックリする程です。

Dsc05383_400Dsc05380_400

木材を多用した館内は、椅子,テーブルも変木を多用しており、森の奥で別世界に迷い込んだ気分を味わえます。
 

Dsc05391_400Dsc05393_400

ガテン系のお釈迦さんが脱衣所入口に佇んでいました。「鯵坂造園」のヘルメットをかぶっています。御苦労サマです。 

Dsc05400_400Dsc05394_400

脱衣所内も変木三昧。中央には巨っきなテーブル?ベンチ?が鎮座していました。
ムクリ屋根の浴室には浴槽がいくつか並んでありますが、当然のことながら全部空でした(;ω;) 

Dsc05385_400Dsc05388_400_2

女湯側も変木オブジェがあちこちに散りばめられていて、探し出す楽しみもあります。
欄間の部分には樹洞状の中に鎮座する仏像さんがヽ(´▽`)/ 

Dsc05406_400Dsc05404_400_2

女湯脱衣所はちょっと地味かな。浴室は男湯とは対称でほぼ同じ造りでした。

素晴らしい変木デコレーションの温泉棟は、見学だけでも充分に楽しめましたが、やっぱり温泉にも入ってみたかったです(´・ω・`)
再開を心待ちにし、もう一度訪れたいですね。でも、ちっと遠いんだよなあ。

 

川辺(かわなべ)温泉
住所:鹿児島県南九州市川辺町平山6180
電話番号:0993-56-2063
休業中 (訪問日:2012年5月初旬)   

| | コメント (2)

増田地区の内蔵③

増田地区の内蔵③

秋田県横手市の増田町にて、蔵巡りをしました。

【石直商店 (登録有形文化財)】

Dsc00458_512_2

お茶や茶道具等をあつかっている昔ながらの商店で、手前の店舗部分は小ぢんまりとしたスペースになっていますが…

Dsc00472_512Dsc00473_512

奥へ入るとトオリ沿いに座敷が2間続いています。以前は更に奥に内蔵があったそうですが、「壊しちゃったの。」とのこと。非常に明るい女将さんがいろいろと説明してくれます。
座敷には壊した内蔵の収蔵物が所狭しと並べられていました。 

Dsc00460_512Dsc00459_512

「2階には珍しい舟底天井がの部屋があるから、そこの階段を上がって見ていって頂戴。」女将が言った「そこの階段」の方を見てみると、「これっすか?」と思わず訊きたくなる素敵な階段がありました。壁に密着して設置してあるので、一段目に乗ることが非常に難しいです。

Dsc00468_512Dsc00465_512_2  

2階は店舗部分の上に作られており、客間として使用されていたそうです。吹抜けの座敷を見下ろすバルコニー状になっています。神棚が2階部分の壁に埋め込まれているのもカッコイイです。

Dsc00469_512

こちらが舟底天井。緩やかな楕円を描く美しい形をしています。

Dsc00470_512

階段を下りる時も壁に突き当たる感じになっているので何かヘンな感じです。「舟底天井」押しのようですが、この階段の方が強く印象に残ってしまいました。
 

【日の丸醸造本社 (登録有形文化財)】

Dsc00490_512

こちらは日の丸醸造の酒蔵兼店舗。現役で使用されています。見学にあたっては要予約とのことですが、予約するタイミングがよくわからなかったので直接行って見学をお願いしたら、ちょっと迷惑そうでしたが店員さんが案内してくれました。

Dsc00474_512Dsc00482_512   

店舗,事務所を通り抜けしばらく進むと、実際に使用している仕込み用の内蔵が幾つか見えました。

Dsc00488_512Dsc00485_512

見学できるのは最奥にある立派な内蔵です。黒漆喰がピカピカ光る重厚な扉には鞘飾りが,そして入口には更に障子戸があります。

Dsc00481_512

中は文庫蔵で、更に奥は座敷蔵になっています。

Dsc00479_512Dsc00480_512

壁に1尺間隔で柱を配しているのは、外側からの攻撃から財産や家人を守るために頑丈に造られているそうです。柱や階段などの木材はピカピカに磨かれています。

Dsc00475_512Dsc00476_512

座敷蔵入口の欄間は見事な亀甲の組子細工。障子の曇ガラスまで亀甲&花柄で、建具の拵えも凝っています。当時のお店の繁栄ぶりが窺えます。
このような珍しくて立派な建築物が現在まで何棟も先祖代々から受け継がれてきたというのはスゴイことだと思います。今後も大切に管理,保存して後世に残していって欲しいです。

|

増田地区の内蔵②

増田地区の内蔵②

秋田県横手市の増田町にて、蔵巡りをしました。常時,見学できる建物は、蔵の駅(旧石平金物店・無料),佐藤又六家(登録有形文化財・\100),佐藤三十郎家(登録有形文化財・\100)などがありますが、それ以外でも「まち巡りパスポート」\400を購入すると 日替わりで対象施設を見学することができます。

【山中吉助商店(ゴム化学雑貨 山吉・登録有形文化財)】

Dsc00431_512Dsc00493_512

蔵の駅の隣にある、外観はどう見ても古びた普通の雑貨屋さんです。
こちらの内部は撮影禁止ですが、お店の奥にしっかりとした”内蔵”がありました。内蔵の内部の見学はできませんでしたが、座敷蔵だそうです。
蔵以外のこちらの見所は店に飾られているレトロな看板や、珍しい古民具(コークス炭製造器),女将が紹介してくれる昔ながらのゴム靴等の旧商品コレクション等々。さながら内容に偏りのある(マニアックなともいう)民俗資料館のようです。

【旧石田理吉家 (市指定文化財)】

Dsc00447_512

立派な3階建ての家屋です。最近見学できるようになったらしく、観光案内所のスタッフや,他の店の人々に やたらと見学を勧められました。

Dsc00434_512_2Dsc00437_512

よく手入れされた庭にすらりと建つ3階建ての木造建築は風格があり格好良いです。
入口は左側面にあり、受付にいたおじさまが館内を丁寧に案内してくれました。

Dsc00438_512Dsc00444_512_2 

まずは内蔵の方へ。この重厚な五重扉が素敵。観音開きの扉や窓は、向かって左側が女戸,右側が男戸と呼ぶそうで、閉めた際に男戸が前にくるようになっているそうです。

Dsc00439_512

蔵の内部は手前が文庫蔵で、奥に座敷蔵がある2段構造になっています。商家が発展していく過程で使用人の数が増え、当主やその家族のプライベートを守る場所として蔵の中に設けた”特別室”となっています。

Dsc00440_512Dsc00442_512

蔵に置いてあった火鉢が入っている木箱の蓋には「文政六年」の文字が。(´ρ`)ナンネンマエカナ? 電気のスイッチもすごくレトロ。増田には明治時代に水力発電会社があったくらいなので、各商家への電気の普及が早かったようです。

Dsc00441_512

主屋の方も案内して頂きましたが、拵えが立派です。住居というよりも応接用途に建てられたものらしく、3階の大部屋で結婚披露会等をおこなったこともあったようです。
欄間等には超高級な黒柿もふんだんに使用されていて、ゴージャスな造りになっています。

【旧勇駒酒造本社 (登録有形文化財)】

Dsc00492_512 

平成15年まで酒蔵として営業していた建物です。店舗正面にある酒樽を模した漆喰細工の看板が見事です。 

Dsc00448_512Dsc00449_512

店舗,廊下を抜けると、江戸時代に建てられたという仕込み蔵があります。

Dsc00450_512Dsc00451_512_2

こちらが蔵の入口です。作業蔵のためか扉の黒漆喰等はボロボロになっています。近くには酒造りの時に使われていたという直径2m程の巨大な羽釜が置いてありました。

Dsc00456_512

内部は土間になっており、中にあった樽や足場等は取り除かれていました。現在こちらは広い空間を利用してホールとして使用されることもあるそうです。 

→③へつづく。

|

増田地区の内蔵

増田地区の内蔵

内蔵(チューナー)ではありません。ましては内臓(臓物)でもありません。ちなみに「うちくら」と読みます。

Dsc00432_512

秋田県横手市の増田町は江戸時代頃から商人の町として栄え、古い大きな商家が建ち並ぶ風情のある街並みが魅力です。
そして、一見普通の大きなお店に見える建物の内部に、大きな土蔵(内蔵)があるという不思議な構造をしているものがあります。

屋内に蔵を造った主な目的としては、
①私財を持っている事を隠す(奥ゆかしさ&盗難防止)
②雪から財産を守る
③冬場の乾燥から漆器類を守る
だったそうです。それにしても家の中に蔵を建てちゃおうという発想が素敵です。

当初は物品を保管する「文庫蔵」や発酵食品等を醸造する「仕込み蔵」が主でしたが、商家の発展にとともに,当主やその家族のプライベートを守るための部屋「座敷蔵」が設けられるようになったそうです。
内蔵は全て戦前(明治~大正時代)に建てられたもので、この地区だけで40軒以上あり、その中の一部は見学することができます。

【旧石平金物店 (蔵の駅)】

「観光物産センター蔵の駅」は増田町の観光案内所兼物産販売所として運営されており、スタッフが常駐している施設です。
建物内部の内蔵を無料で見学できる他,まち巡りパスポート等購入でき、蔵巡りの拠点となっています。

Dsc00430_512

こちらは明治大正期に金物商などを営んだ石田家より横手市に寄贈された建物で、入口は昔ながらの普通の店舗のように見えますが…

Dsc00413_512

奥行きがすごく長い!店舗の奥は次の間,座敷,居間と続き、吹き抜け天井の水屋へと繋がっています。

Dsc00409_512 

そしてその奥に大きな内蔵が姿を現しました。本当に建物の中に土蔵があるんですね。

Dsc00411_512Dsc00412_512

扉を覆っている格子は鞘飾りというらしく、各蔵毎に意匠を凝らしているようです。

Dsc00414_512Dsc00415_512

蔵の1階は全面板張りの文庫蔵。扉が五重構造なのに、この小窓が簡素な造りなのが不思議です。後から付け加えられたのか?

Dsc00422_512_2

2階は天井があまり高くなく,梁がびっくりする太い!

Dsc00421_512_2Dsc00423_512_2

年代モノっぽい食器類がずらりと保管されていました。電気のスイッチも見たことないくらいにレトロな代物です。

Dsc00424_512Dsc00425_512 

内蔵の外壁と 主家の内壁の間は通路になっており、所々に足場が組んであるのが面白いです。2階の窓の部分に しっかりとしたはしご状の足場があるのは、重厚な窓の扉を開け閉めするのに結構な力がいるからで、かなり高い場所での力仕事になるので、基本的には殿方の仕事らしいです。

Dsc00407_512

店舗では周辺で作られた懐かしいお菓子等がレトロなショーケースに入って売られていました。

Dsc00592_512Dsc00597_512

お土産がわりに「あげほし餅」を購入してみました。白,赤,緑ベースの干し餅に、塩味,砂糖醤油味,黒糖味がコーティングされています。
サクサクした食感でキメの細かい和風ラスクのようで美味しいですが、若干油の古い風味があったのが残念。アルミ梱包ではない上に 日当たりの良いショーケース内にあったので酸化が進んでしまったのでしょうか。購入する場合は日陰に置いてある製造年月日の新しいものを選んだ方が良さそうです。

旧石平金物店
住所:秋田県横手市増田町増田字中町64
電話番号:0182-45-5311
営業時間:8:30~17:00 12月29日~1月3日休
料金:無料

→ ②へ続く。

|

直島銭湯 I LOVE 湯

直島銭湯 I  湯 (アイラブ湯)

100_6922_512

直島の宮浦港から歩いてすぐの 普通な住宅街の中に、ひと際目立つ奇天烈な建物があります。こちらは「直島銭湯 I ♡ 湯」という 大竹伸朗氏のアート作品で、実際に銭湯としても営業しています。

100_6924_512  

2階建ての建物の2階部分が剥がされたように鉄筋むきだしのコンクリト梁が見え、その上に屋根裏部屋を切り取ったような建物が乗っています。正面にはヤシの木が植えられ、色んなオブジェや廃材が寄り集まってできたようなファンタスティックな建物になっています。 

Dsc06672_512Dsc06691_512  

この建物を正面から撮影したいと思っても、前の道幅が狭いのでなかなか難しいと思います。(広角23mm相当のカメラで撮影しても、全景は入りませんでした)
向かいのお宅の玄関前にはコーンと双頭のエミュのオブジェが置いてありました。おそらく 観光客が外観を撮影する際に敷地に入らないようにとの配慮だと思われます。周囲は一般人が住んでいる民家なので、迷惑がかからないように見学する必要があります。

小さな池があり、あまり綺麗じゃない水の中には流金と出目金がいました。 

Dsc06850_512Dsc06783_512   

池に貼られているタイル絵の金魚が愛らしいです。

Dsc06679_512Dsc06688_512

建物のあちこちに、色んな模様のタイルや古い雑誌の切り抜き等が貼られ、3Dのコラージュのようになっています。 

Dsc06681_512 Dsc06788_512  

おそらく大竹氏の手書きだと思われる「直島銭湯」のタイル絵も怪しい雰囲気で素敵です。 

Dsc06692_512Dsc06696_512   

側面に回ってみると小さな船底の上にサンルーフがあったり,色んなガラクタが並べられています。後ろに回ると建物の上には船の操舵室が置いてあり、窓からは植物が顔を出していました。 

Dsc06781_512Dsc06789_512Dsc06849_512  

玄関の屋根の上には女性をモチーフにした「ゆ」の看板が掲げられています。夜になると怪しいネオンサインのように光るのも見ものです。玄関前には券売機が置いてあり、こちらで入場券を購入してから番台へ向かいます。 

Photo   

内部は撮影禁止のようなので、浴室の様子がわかるチラシ画像を載せておきます。まず最初に目に入るのは男女境の壁の上に立つ巨大な象。北海道の廃秘宝館から来たようです。
ちょっと浅めのタイル浴槽の底には、レトロな商品ラベルや、レトロでポルノな切り抜きがコラージュのように敷きつめられています。
タイル絵は海中のダイバーと艶かしい海生動物達だったり、窓の外はサボテン温室だったりします。
洗い場の押しカランは、ポルノ系写真やビーズ,スパンコール,人工パール等がまたもやコラージュのように封入された注型樹脂でできており カラフルです。一個一個が異なる手作り感が素敵。

浴室も非凡ですが、脱衣所の洗面所やトイレも見ておいた方が良いです。海生動物や微生物が藍色の顔料で艶かしく絵付けされており、洗面所のシンクや便器は陶器でできていることを再認識させられます。
銭湯という日常と、アートという組み合わせのギャップが楽しい施設でした。

Dsc06682_512Dsc06847_512  

建物前には縁台のようにせり出している場所があるので、ベンチ代わりに座って休憩しました。所々にはめられている手書きのタイルを眺めるのも楽しいです。「ピカピカハレンチ」と書かれたタイルもありますが、まさに この銭湯のイメージを言い表してているかのような、素敵な響きの言葉ですな。

直島銭湯オリジナルラベルが貼られた炭酸飲料,その名も「ラブネ」を飲みながら涼むのも良いでしょう。(ちなみに中身は普通のラムネです。) 

Dsc08562_512Dsc08968_512 

記念にオリジナルタオルも購入してみました。これらのグッズも券売機で券を購入してから番台で商品と引き換えるシステムです。 

何の予備知識もなく行ってサプライズを楽しむも良し。写真集を予め購入して,予習してから行くのもまた良しです。写真集は蛇腹型の特殊な製本で、サイズがちょっと小さいのが残念。

直島銭湯 I heart 湯 (アイラブ湯)
住所:香川県香川郡直島町2252-2
電話番号:087-892-2626
営業時間:(平日)14:00~21:00 (土日祝)10:00~21:00 月曜休(祝日の場合は翌日)
料金:\500 (直島島民は\300)

| | コメント (0)

亀甲駅

亀甲(かめのこう)駅

Dsc06400_512

今回の旅のはじめに、岡山県のJR津山線にある亀甲駅の駅舎を見学に行きました。ここは亀の形をした駅舎になっています。屋根が甲羅状になっていてラブリーです。 

Dsc06396_512Dsc06402_512  

 

 

 

 

 

上り方面側には頭,下り方面側には尻尾を模した障害者用トイレがあります。 

Dsc06390_512_2Dsc06389_512  

目の部分には大きな時計が組み込まれています。乗客数があまり多くない,小ぢんまりとした駅でした。 

Dsc06401_512Dsc06405_512  

駅舎の前には3段重ねの親子亀がいらっしゃいます。赤いボンボンで着飾っている2段目の亀は母亀でしょうか。駅舎内では亀が数匹飼われていました。

Dsc06404_512Dsc06415_512   

待合い室のテーブルも亀甲模様のような不思議な模様をしています。駅前の周辺案内図も亀の形をしており、なかなか凝っています。

Dsc06409_512Dsc06413_512  

駅前交差点から少し離れた場所にある こちらの建物も親子亀をモチーフにしているようですが、頭部がちょっと怪しい感じで あまりカワイくありません。反対側にはちゃんと尻尾も付いています。 

Dsc06408_512Dsc06417_512      

「ふれあい亀太郎ロビー」なる建物で、1階は公衆便所とロビー(休憩所),2階は談話室になっています。
壁の模様や窓,看板までも亀甲型をしているのがスゴいです。
近くの焼肉屋の看板まで亀甲型です。周辺住民の亀甲愛?を強く感じる駅でした。

JR 亀甲駅
住所:岡山県久米郡美咲町原田1757
電話番号:0868-66-0648

| | コメント (0)